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HSS型HSP度90%の筆者が紹介する、繊細さんが今の社会をたくましく生きる方法です。

繊細さんタイプによって感じた方は違うと思うので、参考になるところだけ「ふむふむ」していただければと思います!


非HSPさんが多い社会で「私らしく」才能を発揮できますように。

全ての方にあてはまるわけではない点、ご容赦ください。


以下は、武田友紀さんの『「繊細さん」の本』で学びを得て、筆者が日本企業で実践した内容です。

STEP0 理解してもらう前に、理解する

私たちHSP気質は、嬉しいことも悲しいことも人一倍敏感に感じることができます。

それは「才能」と言えます。


ただ、そのことを知らない、理解できない人が多いです。

何故なら、ご存じのとおりHSPは私たちの社会で5人に1人だと言われてるからです。

つまり、80%の人が繊細な感覚を持っていないということになります。


そのような社会で、私たちHSP気質を持っている人たちが強くたくましく過ごすためには、まず非HSPを理解することが大切です。


優しい心を持ったHSP気質のみなさんは、日頃誰にも理解されなくても「相手を理解すること」だけでなく、「相手が必要としていること」までも、さりげなくやってあげていると思います。

家族にも理解してもらえない苦しみは、青少年期に特に強いストレスとして感じたことを思い出します。


でも、わからないものはわからないのです。

「わかってもらえないだろう」と割り切って行動することで、逆にわかってもらえることが多くなります。


その理由は、不思議だからです。

「なんでわかるんだろう・・・」と、自分たちと何が違うかを研究し始めてくれます。


他の人と違うことを最大の強みとして、人知れずこっそり磨きをかけていく。

無駄を省いて強みを磨いていく楽しさを一緒に感じて欲しいと思い、いくつかのノウハウをご紹介します。



STEP1 雑音を認識する

次のようなシチュエーションで、「これは雑音」と認識しましょう。


■シチュエーション

わかってもらえなくて傷いた場合→悲しくなる→しばらくつらくなる→雑音

人を傷つける言葉を聞くと自分のことのように感じる場合
→苦しくなる→しばらくつらくなる→雑音

誰かが怒られていると自分のことのように感じる場合
→胸が痛む→しばらくつらくなる→雑音

人の怪我や命に係わる報道
人の家庭の不幸に関する報道
国や組織の争いに関する報道
→憂鬱になる→しばらくつらくなる→雑音


■対処法

感情で受け取る前に、心に防御壁があるイメージを持ちます。

感情は受け取らずに、事実情報(データ)として認識するようにします。

言葉(単語)という感覚を持つと、感受性に影響が出にくくなります。

感受性を理知に昇華する感覚を持つと良いです。


誤解を解くのに時間を使うと、更なる誤解を生んでしまうことがあります。

ですので、「わからなくて当然」と思うようにします。


説明をすると、自分のことばかり考えている話が長い人と思われることがあります。

繊細さんに関心が向くまで、時を待ちましょう。(実績を作ることに集中する)


毎日言い争いが絶えない人、環境から距離をとります。

思い切った行動が、意外と自分を知れるきっかけになることもあります。

心に余裕ができて、素直に人に本音が言いやすくなります。

本当の自分を思い出して、「自分ってこう思ってたんだ」と、新たな気づきを得られることもあります。


家族や職場からどうしても距離を置けない場合、訓練を通して繊細さん(自分)を守ってあげましょう。
※訓練がつらくて憂鬱になる場合はやらないでくださいね。


傷ついて涙が止まらない時は、涙が枯れるまで泣きましょう。

自分をぎゅっと抱きしめて、自分を癒すカウンセリング療法を体得するのもお薦めです。



STEP2 行動パターンを決める




雑音を事実情報(データ)として認識できるようになったら、どのような人になりたいか、具体的なモデルを決めておくことをお薦めします。


■モデル(目標)を決める

例えば、社会人なら
「クールで賢くて優しくてデキる人」
「優しいけど言う時は言うムードメーカー」など

韓国語を勉強中なら、どのような韓国語を駆使する韓国人なのかを考えます。

「元気はつらつで可愛い〇〇声優さん」
「落ち着いた話し方で優しく心地よい気分になる〇〇アナウンサー」など


次に、行動パターンを決めておきます。
これはリクルートスタッフィングでもお薦めした方法で、社内のコミュニケーション効率化に役立ちました。


■行動パターン

雑音を聞いたら、どのように行動するかを決めておきます。

例えば、「クールで賢くて優しくてデキる人」になるとします。


その人は、もし職場で同僚が言い争いをしている場面にいたとしたら、どうするでしょうか。

おそらく、「今は仕事が山積みですし、この件は別途ミーティングで話し合いませんか?」と言うと思います。

(ミーティングをセットする前に、問題解決できそうな人にお願いして同席してもらう根回しをしておく、もしくはそれが得意な大先輩にお願いすると解決が早いです。いかに早くその環境を解決できるかを考えると過ごしやすくなりますし、繊細さんなら観察力があるのでその方法がわかると思います!)


「優しいけど、言う時は言うムードメーカー」の場合はどうするでしょうか。

「お話し中すみません!急ぎなんですけど、これ教えてもらえますか?(笑顔)」「ありがとうございます!!助かりました!(満面の笑顔とお辞儀しまくる)」と、片方の人に話しかけて気まずい雰囲気を変えたり、

「あ!〇〇さん、あと30分で今の仕事、上司に報告するんじゃなかったでしたっけ?そろそろヤバくないですか(;'∀')」と、他のことに関心を向かせてあげて、当事者が「後でミーティングで話そう」と言えるようにしてあげたりすると思います。


人はいくつかのペルソナを持ち、役割によって使い分けをしていると言われています。

例えば学校では生徒、家庭ではお母さん、会社ではある部署の部下という風にです。

仕事をする上で、経理なら「経理らしく」振る舞うわけですが、どんな経理で居たいかを考えると仕事が楽しくなると思います。

職場の雰囲気、上司、同僚、部下の雰囲気を見て、経理だけど営業アイディアを出せる人は大切にされるのではないかと思います。
(職場によっては煙たがられるので注意!繊細さんならそのへんのアンテナが敏感なので大丈夫だと思います。)


自分が傷つくことにフォーカスすると辛くなるので、今の環境でどのように貢献できるかを考え、どのような人になりたいか、その人はどのような行動や立ち振る舞いをするかを想像して実行してみると、今まで気がつかなかったことに気づけることがあります。

もしかしたら、無意識で人を傷つける行動をしているあの人が、傷ついているのではないかとか。

仮定をもとに、周りの環境を良くする行動を少しずつ続けてみると、自分の気持ちがスッキリしてきます。

ただ、わかってもらうこと、報われることを願うと辛くなります。

なので、「気がつかないだろう」と思うことが大切です。


むしろ周りが気づかないように行動してみると、面白いです。

サプライズの連鎖を起こすと、殺伐としていた環境でも変わります。


小さな感動の連続で、「私もそうしたい」と思う人が増えるようです。

そういうことを戦略的に考えることを楽しむと、いつしか自分の痛みを忘れていることに気がつきます。


例えば、何もできないほど心が苦しい時は、「すべての人にあいさつをする」ことを実践していました。

道端ですれ違う人にあいさつをすると、あいさつをしてくれる人と、無視する人がいます。

それを通して、必ずしも自分のように、人に優しくしたいと思っている人だけではないんだなと気づくことができます。


挨拶しない人にも理由があると思います。

信用できない人とは関わりたくないと思っているのかもしれません。

なぜそう思うようになってしまったのかを考えると、その人も傷ついてきた経験があるのかもしれないということがわかります。

そうすると、まず自分から、人に優しくしようと思えるようになります。

傷ついた→しばらくつらい→回復までのサイクルが早くなっていきます。

それくらい、私だって相手のことはわからないのだから、わかってもらえもらえないのが普通だ、くらいの感覚になると、100くらい辛いと感じた出来事が10くらいになります。






STEP3 提案する




残念ながら、繊細さんが生きやすい環境は自然と作られません。

なので、こちらから提案する勇気を持ちます。


・・・言いたいことも言えないのに、無理

よく知らない人に提案なんて・・・


と思った、そこの君!


私は小2まで誰とも話せなくて、トイレに行きたいと言えなくて学校でお漏らしをしていました笑

中学校に上がる時、このままではいけない!と思い、ひとりでアファメーションをしました。

毎日、毎日、自分に肯定的なメッセージを頭の中で送りました。


そうすると、だんだんポジティブになってきます。
物事を肯定的に考えられるようになると、スムーズに事が運びます。

もちろん、それを妬む人もいます。
もし、この話だけで眩暈がしてしまうなら、メタ認知を使うと効果的です。

自分が空を飛んで、空から地上を見ている姿を想像します。
地上に人がたくさん見えます。
数百人、数千人のうちで、自分を妬む人はたった1人です。

その人は、自分の思い込みで私を見ています。
自分のコンプレックスを、私を通して鏡のように見ています。
私にはどうしようもありません。

他社の課題を自分の課題と感じてしまいやすい繊細さんは、格好のターゲットにされてしまいます。
ですので、その人の課題はご本人が解決できるように、雑音は受け入れないようにします。

その人の行動が私の行く道を妨害する場合は、味方を作って提案します。

どんなことで困っていて、どうして欲しいかを具体的にお願いします。
その時、組織(学校、会社、グループ)のメリット(得になること)をお願いすると、聞き入れてもらいやすいです。


自分と合わない人とは距離をとる、取れないなら通訳してくれる人を探します。

そもそも、合わない人と長く一緒に過ごすとだんだんその人に似てきてしまうので、一緒に過ごさない道を選んだ方が人生が好転しました。

自分に合う、心地よい環境づくりをして、お互い合わせてみて心地よくなればそこに居られるという判断でもいいと思います。

心地よくなってからは、どんどん心地よい環境が広がっていきます。

そのように、自分らしく過ごせる人が増えることを、心から願っています。





おわりに

人は、理解できないものを受け入れがたいと感じます。

繊細さんのことを、メンタルが弱いと勘違いする人が多いと思います。


HSP気質のことを話すと、すぐ、うつや自閉症と結び付け、精神科を薦める営業マンや人事も結構いました(!)

悔しいのでお医者さんに、「私うつでしょうか?」と聞いたら、違うと言われました笑

本当、失礼だなー!と思い、熱い想いで文字を書いています笑


そんなんで、まともな採用できるんかい!?と思いますが、だんだん理解が進んでいくと思います。

そういう人をびっくりさせられる才能があるのも繊細さんだと思います。


そもそも、私がHSS型HSP気質90%というのも、ネットの自己診断を数回行った結果です。

その自己診断が正確なのかもわからないですし、今出回っている情報が全て正しいというわけではありません。


何を受け入れ、何を雑音と判断するかは、私たちが選ぶことができます。

少しでもプラスになる情報を、力になる内容をお伝えできたなら嬉しいです。



つらい時、程よい量のカプサイシンはうつ抑制効果があると言われています。

私は辛いものが苦手ですが、少し辛めの韓国料理を食べるのが好きです。

心が疲れた時は、韓国料理を作って食べている間に疲れが吹っ飛びます笑

「これをやれば気分転換できる」と自分に思い込ませるのも心理学を使った自己成長戦略です。


今特にやりたいことがない、集中できることが見つからない場合は、韓国ドラマをお薦めします。

感受性豊かな俳優の演技に共感しながら箸でポテチを食べる時間は最高です笑

特にラブコメ+戦略モノが面白いです。(!)

最近うまくいかないなーと思ったら、立ち止まって休む=余裕を持つことが大切です。



もし、つらすぎてこのままだとうつになりそうと思ったら、話しやすいカウンセラーを探してみてください。

今よりもっと成長したい、才能を発見して開花させたい場合はコーチングが有用です。


*カウンセリングは、傾聴してもらうこと。アドバイスは要らない人にオススメです。

*コーチングは、質問をしてもらうこと。質問を通して自分で気づきを得て、才能を伸ばしたい人にオススメです。(うつの人には効果が無いと言われています。)

*伴走型のコンサルティングは、必要に応じて傾聴と質問を行います。それにより、課題発見と解決が早くなります。


*は全て、効果を実感するまで長期間かかることがあります。

1年以上ご本人が効果に気づかないこともあります。

とても敏感な方は、初対面のコーチングで嬉し涙を流されることもあります。(稀なケースです)


将来のご自身のための自己投資と考えると良いと思います。